書道家のための独立開業コースを受講して

書道家のための独立開業コースを受講して

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書道家高宮華子先生のブログと出会って7年。いつか繋がりたいと長い間モヤモヤしたけど勇気を出した1年前。それから半年が過ぎた4月の末、待ちに待った先生の「書道家のための独立開業コース集中講座」を受講しました。今回のセミナーの様子を華子先生が書いてくださった記事はこちら

先生の周りには書の団体や流派など関係なく、ただ書を愛する心を持つ方々が、どのようにすればそれぞれの強みと持ち味を生かし、書を世に広めることができるかというゴールのために集まってきている印象をいつも受けていました。その中に自分も入りたいと2013年に始まった1期目からずっと思っていました。でも簡単に日本に帰れない。その頃住んでいた米国東海岸から日本までは遠い。5年間、募集がかかる度に横目で眺めていて、途中2日コースが改良されて週1x4回の1ヶ月コースになったり、月1x6回の6ヶ月コースになったりして、益々難しいなと思っていたのが、なんと!4月に久しぶりの2日コースが開催されるとのこと!!

それでも日本には帰れない。日本に銀行口座もない。でも今逃せば、今度はいつ2日間コースが開催されるかわからない。この日程なら時差を考えても、なんとかなりそう。

無理は十分承知でしたが、まずはオンラインライブでの受講は可能か、クレジットカードでの決済は可能かの二点についてお問い合わせをしました。すると、私が受講できるようにすぐに準備に取りかかってくださいました。その時の先生のブログ記事はこちら

そしてお問い合わせした次の日の先生のこの記事を読んで、私の覚悟も決まりました。

そう、私にはもう迷っている時間などはない。

それから受講1週間前までに、7日間の無料メールセミナーの中のワークで復習、事前に送ってくださった当日の資料で、自分の棚卸し。そして受講をより効率良いものにする為、私をもっと知っていただく為、お電話コンサルをお願いしました。時差はあれど、朝はお早い先生なのですぐにご都合をつけてくださいました。

セミナー当日、静岡から2日連続で日帰り参加されたI先生。I先生はすでに書道教室を経営されていて、これからクラスを拡げるにあたり、華子先生のこのコースに参加されたとのこと。私たちが同期になった巡り合わせも、偶然の必然。だって、I先生の娘さんは海外留学を強く希望されていて、海外で書を広めたいという夢をお持ちだとのこと。二日目のランチ時にオンラインで食事を共にしながら語らう豊かな時間。サロンではお寿司を。私は大好物のお茶漬けをすすりながら。

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独立セミナーの内容は、自分が思い描いている書道教室の細かいところまで考え抜き、3人で話し合っているうちに明確になっていったことも沢山。親身になって私達の置かれた状況を聞き出しながら、真剣に問題解決の突破口を見つけ出そうとアドバイスくださる華子先生。

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自分は書で何がしたいのか。何ができるのか?何を通して生徒さんに喜んでもらいたいのか?モットーは?サービスは?強みは?理想は?時間帯は?書以外では?

やはり長年にわたり色々な分野、場面で書道家として活躍され世代や業界を越えた人脈がある先生だからこそ、経験の引き出しも多くお持ちで提案くださる内容も説得力があります。

セミナーの後一歩踏み出してみて、後で方向転換しても、変更してもいいのです。そこから改善、改良していけばいいのです。でも、迷った時に戻れるスタート地点を持っておくというのは、とても強い。ブレないからです。

そして私にとって、今回の受講での一番大きかった気づき。それは外側のテクニックやビジネスの枠よりも、内側の心の持ち方の気づきでした。

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もっと勉強してから、もっと経験を積んでから、もっと自信をつけてから、もっと〜できるようになってから、。。。と、どうしても後ずさり気味の私に、先生はおっしゃいました。「これから筆を持ち始める生徒さんと比べたら、めぐみさんはずっと経験があります。その方々にお分けしながら、自分も学び、進んでいけばいいのです。どうしてもご自身に自信がないというのなら、めぐみさんの御師匠の教えはどうですか?御師匠の教えに自信はありますか?それをお伝えすればいいのです。」

そこで私ははっとしました。そうか、私は師匠から学び、受け継ごうとしているものには100%の自信がある。自信がないといって踏み出さないということは、これまでの師匠との学びに自信がないと言っているということ。でもそれは違う。自分の中に自信はなくても、師匠との学びには自信がある。この視点の転換は、「書を愛する」という共通点だけで繋がっている華子先生だからこそのアドバイスだったのかなと思います。

本気で同志と学び合い、自分と向き合った二日間。国を越え、海を越え、世代を越えて夢を共有している私達。だからもっと早くに受講すればよかったのかもしれないけれど、このタイミングであのメンバーでの受講が私にとっても、I先生にとってもベストだった。きっとそれぞれの会毎に、そんな出会いがあるんだろうな。そしてこの4月の受講が、またこの夏の素敵な出会いに繋がっているのです。

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私達の期だけでなく、このコースを先に受講された素敵な書道家さん達、そしてこれから受講されるであろう書道家さん達。なんのしがらみもなく、ただ書を愛し、語り合う仲間の輪が広がったことは大きな財産。それぞれの場所で、立場で強みを生かしながら、書を広げるために集まった仲間たち。華子先生、このような場を設けてくだり、本当にありがとうございました。

 

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